バレエ・2016/2017シーズン開幕公演「ロメオとジュリエット」舞台写真

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「ロメオとジュリエット」稽古動画 ダンサーたちの手書きメッセージも

上演中の新国立劇場バレエ団「ロメオとジュリエット」より稽古場レポートの動画をお届けいたします。

 

続いて、ダンサーより「ロメオとジュリエット」の手書きメッセージをお届け

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奥村康祐<ベンヴォーリオ>

ベンヴォーリオはシングルキャストなので、他キャストとの絡みの芝居で、色々と違いがあって面白いです。

 

小野絢子<ジュリエット>

幅広くあまりに複雑な感情に溢れるからか、普段も心穏やかではいられなくなる役。つらく逃げ出したいと思うと同時にどっぷり浸かりたいとも思う。興味深く不思議な魔力のある作品だと感じます。

 

菅野英男<ティボルト>

マクミラン作品の特徴として挙げられるのはすべての役に各々の人生があるということ。出演者一人一人に目を向けて観てみるのも面白いと思います。

 

福岡雄大<ロメオ>

この作品には人間の様々な感情が渦巻いている。代表的なバルコニーのパ・ド・ドゥを始め、親友の死など、喜び、悲しみ、憤り、綺麗事だけではすまないリアルな想いが描かれていて、観ていて本当に心が揺さぶられる。前回よりも、お客様に踊りがお話に聞こえる様、そして、自分が現在見せられる最高のロメオをお見せ出来るよう、頑張ります。

 

米沢 唯<ジュリエット>

ジュリエットのほとばしる愛と悲しみがまっすぐ届きますように。

 

井澤 駿<ロメオ・パリス>

この度、ロメオ役という大役を演じる機会を与えて頂いたこと、とても感謝しています。自分なりのロメオを作り表現していけたらと思います。「※怪我のため本公演は降板いたしました」

 

福田圭吾<マキューシオ>

マキューシオの死によって普通の恋愛が悲劇に向かうわけですが刺されて死ぬシーンはダンサーとして表現者としてやりがいを感じます。

木下嘉人<マキューシオ>

ロメオとジュリエットは、美しいだけでなく、喜怒哀楽が詰まっている作品であり、ステップもとても難しいですが、個性的な役柄が多いので、一人一人の表現力が一番の見どころだと思っています。

 

中家正博<ティボルト>

ティボルトは以前から演じてみたかった役なので、今回その夢が叶い嬉しく思っています。私ならではのティボルトをどうぞ楽しんでご覧ください。

 

渡邊峻郁<パリス>

物語の中に引き込まれるようなプロコフィエフのドラマチックな音楽が魅力です。よい舞台をお見せできるように頑張ります!

 

バレエ「ロメオとジュリエット」のあらすじが一目でわかる図解付き

 

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「ロメオとジュリエット」あらすじ

第1幕

第1場【街の広場】
モンタギュー家の息子、ロメオはロザラインに愛を告白しようとするが叶わず、友人マ
キューシオとベンヴォーリオに慰められる。夜が明け、街の人々が広場に集まると、キャ
ピュレット卿の甥ティボルトと、ロメオと友人たちのあいだで喧嘩が始まる。キャピュレット
家とモンタギュー家は、決して許しあうことのない敵同士で、会えばすぐに喧嘩が始まる
のである。モンタギュー卿とキャピュレット卿がこの乱闘に加わるが、ヴェローナ大公の
登場でその場はおさまり、大公は両家にもう争いをやめるよう命じる。

第2場【キャピュレット家〜ジュリエットの部屋】
ジュリエットが乳母と戯れていると、両親であるキャピュレット卿夫妻がやってきて、ジュリエットにかねてから求婚していた裕福な貴族の若者パリスを紹介する。

第3場【キャピュレット家の前】
キャピュレット家での舞踏会に招待客が到着する。ロメオ、マキューシオとベンヴォーリオは仮面で変装し、ロザラインに近づくため舞踏会にまぎれ込む。

第4場【舞踏会】
ロメオと友人たちが到着したとき、舞踏会はちょうど盛り上がりを見せていた。来賓はジュリエットの踊りを眺めている。ジュリエットに見惚れるロメオに気付いたマキューシオは、ロメオから注意をそらせようと踊る。ティボルトがロメオに気付き、その場を去るよう命じるが、キャピュレット卿が仲裁に入り、来賓の一人としてロメオをもてなす。

第5 場【キャピュレット家の前】
客たちが帰るなか、ロメオの後を追おうとする
ティボルトをキャピュレット卿が制止する。

第6場【ジュリエットの寝室のバルコニー】
眠れないジュリエットは、バルコニーに出てロメオのことを考えていた。
そのとき、彼が庭に突然現れる。二人はお互いに愛を打ち明ける。

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第2幕

第1場【街の広場】
ロメオはジュリエットのことしか頭にない。結婚式の行列が通過し、自分がジュリエットと結婚する日を
夢見る。その時ジュリエットの乳母が、ジュリエットからの手紙をロメオに渡すために、彼を探し人ごみ
をかき分けやってくる。手紙には、ジュリエットがロメオの妻になることへの同意が書かれてあった。

第2場【礼拝堂】
モンタギュー家とキャピュレット家の争いが終結することを願うロレンス神父により、恋人たちは密かに結婚する。

第3場【街の広場】
お祭り騒ぎを巡ってティボルトはマキューシオと闘い、彼を殺す。ロメオは死んだ友人の復讐を果たし、追放される。

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第3幕

第1場【寝室】
翌日の明け方。家の者が起きる前に、ロメオは出て行かねばならない。ロメオがジュリエットを抱きしめて、立ち去ると同時に、ジュリエットの両親がパリスを伴い入ってくる。ジュリエットはパリスとの結婚を拒み、彼女の拒絶に傷ついたパリスも去る。ジュリエットの両親は怒り、いやなら勘当すると彼女を脅す。ジュリエットはロレンス神父のもとへ急ぐ。

第2場【教会】
ジュリエットは神父の足元に泣き崩れ助けを求める。神父は、死んだように深い眠りにつく眠り薬の小瓶を彼女に渡す。彼女が死んだと思った両親は、彼女を一族の墓地に埋葬するだろう。一方、ロレンス神父から話を聞いたロメオが密かに戻り、ジュリエットをヴェローナから連れ去る、という計画であった。

第3場【寝室】
その晩ジュリエットはパリスの求婚に応じるが、翌朝両親が彼を伴い部屋を訪れると、明らかに生気のない彼女がベッドに横たわっていた。

第4場【キャピュレット家の地下墓】
ロレンス神父の伝言を受け取れなかったロメオは、ヴェローナに戻りジュリエットの死の悲報を聞き、呆然となる。彼は僧に扮して墓室に入り、ジュリエットの遺体のそばにいるパリスを見つけ、彼を殺す。ジュリエットが死んだものと思い込んでいるロメオは毒薬を飲み干す。目を覚ましたジュリエットはロメオが死んでいるのを見つけ、短剣で自らの胸を刺す。

 

「シェイクスピアと私」について! 浦井健治、小野絢子、米沢唯が語る

浦井健治(新国立劇場演劇「ヘンリー六世」主演)

Q.もし目の前にシェイクスピアがいたら?

「シェイクスピアさんの声がどんな声だったのか聞いてみたいです」

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浦井健治

今回『ヘンリー四世』で僕が演じる皇太子ヘンリーは、以前やったヘンリー六世と同じ血が流れているとは思えないほど、まったく異なる人物。王になっていく成長過程でずっと葛藤していて、善悪ではないフラストレーションがあるんです。フォールスタッフから感じる人間の熱気も善悪から出るエネルギーではなく、人間との交わりで輝くエネルギー。皇太子ヘンリーも無意識のうちに学んでいると感じます。『ヘンリー六世』からの7年の蓄積を活かし、がんばります!

 

浦井健治一分間インタビュー「シェイクスピア」

 

小野絢子(新国立劇場バレエ団プリンシパル)

Q.もし目の前にシェイクスピアがいたら?

「絶望しかないジュリエットに、せめて、何か救いを!」

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小野絢子

シェイクスピアほど人間を深く掘り下げた人はいないんじゃないでしょうか。たとえば『ヴェニスの商人』のポーシャだったら、みんなは気づいていないけど、実は賢い女性だとわかったり、人間のあらゆる面をみせてくれるところがすごい。それと『お気に召すまま』の「この世はすべて舞台で、男も女もその役者に過ぎない」という台詞も奥が深いですよね。人生の主役は自分で、生きていること自体が演じていることという含みも感じます。

 

小野絢子「シェイクスピア」インタビュー動画

 

米沢 唯(新国立劇場バレエ団プリンシパル)

Q.もし目の前にシェイクスピアがいたら?

「この時代に作品を書くなら、どんな作品を書きますか?」

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米沢 唯

バレエでシェイクスピア作品を演じるということは、あの戯曲の素晴らしい「ことば」に頼れないということです。言葉になる前の感情をどう表現するか。数百年経っても変わらない、人間の根源的な「悲しみ」と、この世の幸せ不幸せの賑々しさを、踊れたらなと思います。

 

バレエ団・米沢唯「シェイクスピア」インタビュー動画